現役大学生によるバイトサービス!Taimeeの評価
今回は現役大学生によって設立された株式会社タイミーのワークシェアアプリの「Taimee」を評価していきます!
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1. 「Taimee」とは
その時間に働きたい人と仕事をして欲しい人を繋ぐワークシェアリングアプリです。
2. サービスのカテゴリー
アルバイト
3. 背景
アルバイト・パートは、32期連続で従業員が「不⾜している」と回答した事業所が、「適当」「過剰である」と回答した事業所を上回っており、労働⼒不⾜が顕著となっています。
4. ニーズ
この背景から生まれる、
・働き手は、すぐに働いて、すぐにお金をもらいたい!
・雇い主は、人材不足を解決したい!
といったニーズをTaimeeは解決しています。
5. ターゲット
Taimeeの顧客は主に、
・すでにバイトをしているが、空いている時間にもうひと働きたい学生
・忙しくて長期で働けないため、1日単位で働きたい学生。
などの学生がメインです。
6. ターゲット市場
Taimeeが狙う市場は、単発アルバイト人材市場です。市場の具体的な数字は入手することはできませんでしたが、日本のアルバイトの数が1500万人ほどいて、仮に採用単価が一人当たり5万円だとすると、アルバイト人材市場は約7500億円の市場規模であるだろうと思われます。このうちの単発アルバイト人材市場は、ごくわずかであろうと考えられます。
7. サービス内容
はじめに働き手はプロフィールを登録します。時間が空いた時に働ける日時と場所を入力すると、企業や雇用主のオファーの中から、その日時・場所、働き手のプロフィールに合致した仕事が自動でマッチングされ、提示されます。働き手は興味のある案件に対して自分の持っているスキルなどを追加で申告します。働き終わったら、Taimeeni支払い依頼することで、即日からお金を受け取ることができます。
8. ビジネスモデル
求人の掲載料金はかからず、完全成果報酬型で、月末に日給の30%の手数料を店舗からもらうマネタイズ方式になっています。また、Taimeeが収集した情報をもとに店舗へのコンサルも行なっています。
9. 競合
日本初の単発アルバイトアプリということで、直接的な競合はいないと思われます。ただ、既存の人材派遣会社でも契約さえしとけば、単発で自分の好きな時間に入れるバイトを選べるところもあります。もちろん、Taimeeほどの柔軟性はありませんが、間接的な競合と言えるでしょう。
10. 差別化要素
Taimeeの強みは、主に2つあります。
一番の強みが、すぐ働けて すぐにお金がもらえるという点です。Taimeeなら、面接なしで自分の好きな時間にアルバイトをすることができます。バイトの面接は、意外と無駄な慣習であったりします。場所によっては、どうせ雇ってくれるのに形だけで面接するところも結構あると聞きます。面接を省くことで、雇い主側にとっても、働き手からしてもこういった無駄を無くすことができるのでとても便利です。給料に関しても、働き手が支払い依頼をすれば、即日から(13時以降は翌日)受け取ることができるので、わざわざ月末まで待つ必要がありません。
二つ目は、スキルの見える化とスコアリングです。面接がない代わりに、雇い主側と働き手側の情報を見える化することでミスマッチを減らすことができます。また、評価を点数化するスコアリングの機能もあるので、信頼性も担保されています。こうすることで、ドタキャンを防止できたりもします。
11. 現時点での進行度
2018年8月2日にプロダクトをリリースして以来、順調に伸びています。リリース1ヶ月半で導入店舗が100社を超え、ユーザーは7000人を超えたと発表しています。全導入社数の7割が飲食店を占めているらしいです。面白いのが、1日インターンのように、企業が自社の環境を知ってもらうために導入しているケースもあります。
12. 新たな挑戦
リリースして数ヶ月しか立っていないので、現時点でどう新たな領域に広げていくかに関する情報は入っていません。
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評価
以上がTaimeeの概要です!ここからは、Taimeeを五段階評価していきます!
将来性 (需要の高まりが期待できるか)
★ ★ ★ ★
新規開拓性 (今のサービスを軸に他の領域に進出できるか)
★
独自性 (模倣可能性が低いか)
★ ★ ★ ★ ★
持続性 (全てのプレイヤーが継続的にサービスを使うか)
★
ビジネス性 (儲かる仕組みか)
★ ★
Taimeeの懸念点は二つあります。
一つが、どのようにして新たな領域に参入をするかということ。Taimeeのビジネスが機能するのは、比較的簡単な作業で行える単発業務のみです。これは、私の想像からするとそこまで大きな市場ではないように思えます。というのも、雇い主からすれば、長期で安定して使える人材を雇いたいというインセンティブが自然に働くからです。言ってみれば、Taimeeはその場しのぎの策です。単発業務のみをターゲットにしていては、大きな成長は望めないでしょう。
二つ目が、どのようにしてお金を回しているかということです。働き手は、即日からお金を受け取れるのに対して、雇い主側は月末の振り込みです。要するに、この二つのお金の流れには大きなギャップが生じているわけです。こうなると、資金操りが非常に大変な気もします。Taimeeはこれをどのようにして、解決しているのか、もしくは解決するのかはわかりませんが、非常にキーとなる部分であることは確かです。
しかし、やはり日本初の単発アルバイトアプリということで斬新性は非常にあります!同じ、1997年生まれの経営者として頑張って欲しいです!
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