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人工知能を簡単に学べる!Aidemyの評価

 

 今回は日本で一番大きいオンラインの人工知能の教育サイトである株式会社アイデミーの「aidemy」を評価していきます!

 

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1. 「Aidemy」とは

 

10秒で始められる、人工知能プログラミングをweb上で学ぶことができるサービスです。

 

2. サービスのカテゴリー

 

人工知能、eラーニング、edTech

 

3. 背景

 

 先端ITの人材は、世界で100万人ほど足りないと言われています。その中でも人工知能の業界は、急激なニーズの上昇に伴う人手不足に大いに悩まされています。この最大の理由が、人工知能の勉強のハードルがとても高いということです。人工知能を本格的に理解するには、高校レベルの数学をはるかに超える数学の知識が必要不可欠になります。割くことができる時間も限られている中、人工知能を学ぶのはとても大変です。

 

4. ニーズ

 

これら背景から生まれる、

・簡単に人工知能を学びたい!

・わかりやすい人工知能の教材が欲しい!

といったニーズをaidemyは解決しています。

 

5. ターゲット

 

aidemyがターゲットとする顧客は主に、

・理系の大学生

・社会人のエンジニア

の二者だと思われます。

 

6. ターゲット市場

 

aidemyが狙う市場は、eラーニング市場の中の人工知能教育市場であると考えられます。日本のeラーニング市場は、2016年時点で、1767億円だと推定されています。その中のオンラインでの人工知能教育市場は、わずか一部だと思われます。全体としては、百億円前後の市場規模だと推定できます。

 

7. サービス内容

受けたい講義を選びます。一教材あたり、五分で終わるセッションが30個〜40個あります。そして、講義を受けながら、ブラウザ上で実際に人工知能のプログラムを自分で組んで学ぶことができます。

 

 8. ビジネスモデル

 

料金プランは無料版を含めて、月1880円、3480円、4980円、6480円の5つあります。「チケット」という制度があり、料金プランが上になるほど、もらえる「チケット」の枚数が一枚ずつ増えていきます。そして、「チケット」を活用することで、講座を受けることができます。

 

9. 競合

 

日本の人工知能教育市場におけるAidemyの一番の競合は、Udemyでしょう。Udemyは、オンラインで教育コンテンツを提供する海外のサイトです。Aidemyとの決定的な違いは、誰でも講座をアップロードできる点です。オンライン教育のYouTubeといった具合でしょうか。ギターの弾き方から、ウェブサイトの作り方まで、様々なコンテンツを提供しています。日本語での講座の数は英語のコンテンツと比べるとまだまだ少ないですが、クオリティーはかなり高いです。英語の人気講座を翻訳した、コンテンツもあります。値段は一つの教材あたり、2000円前後です。他にも海外では、大学の講座を集めたウェブ&アプリサービスのCourseraなども有名です。Courseraではなんといっても世界的なに有名な教授の講座が受けれたりします。何よりもすごいのが、大学の単位もとれる点です。私も大学生として、日本でも、似たようなサービスが出てくるのを願っています。

 

10. 差別化要素

 

Aidemyの強みは、主に3つあると考えられます。

一つ目が、すぐ始められるということ。10秒で始められることを売り文句にしている通り、すぐ始めることができます。まず、環境構築が一切必要ありません。一度でもプログラミングをしたことある人なら、環境構築の面倒さはわかると思います。環境構築というのは、要はプログラミングをするための場所作りのようなものです。慣れていないと物凄く時間を取られてしまうこともあります。Aidemyなら、ブラウザ上でプログラミングができます。

二つ目は、誰でもまなぶことができるということです。Aidemyは、理論よりも実践を重視しています。人工知能を理解するには、数学の知識が必要です。しかし、Aidemyはあくまでも、理論よりも実践、過程よりも結果に重きを置いているため、誰でも事前知識不要で簡単に学ぶことができます。無料の講座もあるため、コストをかけずに学ぶこともできます。

三つ目は、日本語で最先端の技術を学ぶことができる点です。人工知能や深層学習だけでなく、ブロックチェーンなども学ぶことができます。今後も、最先端のコンテンツがたくさん出てくると考えられます。

 

11. 現時点での進行度

 

Aidemyは、2017年12月にローンチして以来、9ヶ月で2万人のユーザーを獲得しました。ものすごいスピードです。2018年10月時点で、全23コースあります。

 

12. 新たな挑戦

 

法人向けサービスである「aidemy business」、仕事斡旋サービスの「aidemy career」、個人のサポートが売りの「aidemy premium plan」など様々なサービスを運営しています。早い段階でいろんな分野に手を出しすぎな気もしますが、人工知能の領域で様々なサービスを打ち出すことで、ユーザーを囲もうとしているのだと思われます。

 

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以上がaidemyの概要です!ここからは、aidemyを五段階評価していきます!

 

 将来性      (需要の高まりが期待できるか)

★ ★ ★ ★ ★

 

新規開拓性    (今のサービスを軸に他の領域に進出できるか)

★ ★ ★

 

独自性      (模倣可能性が低いか)

★ ★

 

持続性      (全てのプレイヤーが継続的にサービスを使うか)

★ ★

 

ビジネス性    (儲かる仕組みか)

★ ★ ★

 

Aidemyの一番の懸念点は、コンテンツ単体では差別化がしにくいという点です。コンテンツというのは、群を成して初めて価値が生まれます。しかし、その群を作るのも結局は資金力であったりします。だからこそ、Aidemyは水平方向のスケールを急ごうとしているのかもしません。他の懸念としては、持続的に人工知能に関するコンテンツを作り続けられるかどうかです。どうしても、ある程度の量になってしまうと、数学を要する内容になってきたり、難易度が上がってしまったりと限界があるような気がします。そうなると、理論より実践という強みも薄くなってしまうような気もします。

とはいっても、人工知能教育に対するニーズの強さはとても大きいです。AIが使える人は、普通のエンジニアの3倍ほどの給料をもらえるとも聞いたこともあります。長期的にもこのトレンドは続くでしょう。今後に期待です!

 

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